メンタルリセット王の人狼講座

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人狼に使えるかもしれない心理学4

久々に心理学のコーナーだ。

 

まずは

カリギュラ効果

駄目と言われるとやりたくなる効果

 

ダチョウ倶楽部のあれだ。

「押すなよ!絶対に押すなよ!!」だ。

アダムとイブが林檎を食べたのも、パンドラが箱を開けたのも、浦島太郎が玉手箱を開けたのもカリギュラ効果だ。

この名称は日本固有の呼び方らしく、学術的には心理的リアクタンスと呼ぶ様だな。

人狼に活かす方法としては、

「〇〇吊りは無い」と言って吊りたくさせる、といった使い方だろう。

厳密に言えば言ったことと反対の事をしたくなる訳ではなく何故駄目なのか気になるというだけの話なので、視線を集めたい所に対して「こいつ1000%狼」とか言う方が効果は有るかもしれん。

 

・ハロー効果(後光効果)

1部の特徴に基づいて他の部分も優れていたり、劣っている様に見える効果

 

簡単な例で言えば、

イケメンで物静かだとクール、ブサイクで物静かだと根暗みたいなやつだ。

後は占い真贋決める時に顔がいい方が真に見えるやつだな。

誰でも1度は顔で役職真贋決めた事はあるだろう。

顔がいい奴は良く見える。そういう事だ。

人狼に活かすなら顔のいいチップを選べの一言に尽きる。

 

・同調効果

共通点が有ると親しみを感じる。

人と違う事を不安に思い、合わせてしまう。

この二つの効果は共に同調効果という。

 

前者は良くある共感白だ。

この効果を発生させる為に、意識して相手と同じ行動をするミラーリングと言うものもある

例えば同じ様な要素の取り方で考察をする、とかだ。

これは相手に違和感を持たれない様にする必要があるので、オウム返しや文章の癖を真似するのはやめた方がいい。下手をすると煽りと思われかねんからな。

 

後者については1人だけ占い真贋やLWの予想が違う時に不安になるあれだ。

「アッシュの同調実験」というのを調べて貰えばわかるが、この効果によって正答率が95%から65%まで低下する。

正しいと思っていても、30%が周りに合わせて間違った答えを選択するのだ。

周りと違うと不安になる事は仕方の無い事だ。

しかし、自分が正しいと思う事を誤魔化す必要は無い。

周りが全員違うと言ったとしても、周りが全員間違っている事もある。

意見を変えるなら不安だからではなく、周りの説明に納得出来た時だけでいい。

 

 

あまり強い言葉を遣うなよ、弱く見えるぞ

察しのいい奴は今回何を言いたいか分かっただろう。

そう、今回のテーマは「笑うから村中にパワーワードを生み出すな」だ。

 

さて、冗談は置いておくとして

強い言葉とは何を指すか、だ

簡単に纏めると「強気発言」「断定」「過剰な修飾」この三つだ。

他にもまだあるが、すぐ出てこないからきっと大した事じゃないので放置だ。

 

強気発言は一見すると、自身があって良さそうにも思える。

しかし、強気な事を言ったり相手に対して攻撃的になるのは、心理学的には自信の無さや不安の現れと言われている。

つまり、自信の無い推理を強い言葉を遣って周りに押し付けているわけだが、自信の無い推理なので外れる事も多々あるだろう。

そうなった時、「あれだけ自信満々で全然当たらないって狼でわざと間違えてる?」と思われて吊られてしまっても仕方ないだろう。

また、他人の不評を買いやすくなるのでそういった意味でも不用意にやらない方が良いだろう。

 

次だ、断定と纏めたが「有り得ない」や「間違いない」「絶対に」といった強い言葉を遣うのは上記同様に自信の無い事に繋がる。

また、考察に根拠や説得力が薄い時に言葉を強くする事で説得力を出そうとしている様にも取れる。

わかりやすく言えば「これであなたも億万長者!」みたいなメールが来ていた時に本気で中身を読むか?と言うことだ。

俺は見るぞ!って奴は詐欺に合わないようにな

表面的なものを取り繕うより、中身を充実させる方が説得力は増す。

言葉だけ強いのは要注意だ。

 

過剰な修飾も上二つと似たようなものだ。

大袈裟な表現を遣うと分かりにくい。

「違和感がある」というのを「世界の歪みが私に触れている」とか言われても意味わからんだろう。

見ているぶんには面白いが考察としては読みにくい。

言い回しを考えるのは良いが程々に、だ。

 

人狼は相手を言い負かすゲームでは無い、

周りを説得し、敵陣営を如何に吊るすかだ。

必要以上に強い言葉を遣う必要も無ければ、

虚勢を張る必要も無い。

なんなら推理を当てなくても勝てる時は勝てる。

強いの定義は人に寄るが、

ただ強い言葉を遣うだけなら決して強くは無い、必要に応じて言葉を遣い分け出来る方が強いだろう。

How to hang a human

狼の立ち回り的な記事をほとんど書いてない

という事でだ

今回は村人の吊るし方だ

 

どうやって村人を吊るすかは狼にとって重要だ

いかに自然でさりげなく村人を吊れるか

狼の時は考えずにはいられないだろう

 

まず1番簡単な方法

占いを騙って偽黒を出せ

なんだかんだ手順だの言ってれば吊れる

 

次に潜伏で吊るす方法だ

まず相手の発言を読みます

根拠の無い、あるいは根拠の薄い部分を探す

出来れば誰かを疑っている発言がいい

初日の占い真贋周りから色を取ってる奴は大体根拠の無い経験論とか、そいつがそう思うだけの奴だからオススメだ

そして丁度よく見つけたら

まずは本人に対して、「その発言はこれと言った根拠も無く、ただSGを作ろうとしている様に見える」と発言を引用しつつ、少し遠回しに

そのニュアンスが伝わる様に言ってみろ

それに対して反論なりスルーなりされるだろう

次に灰雑を出すタイミングで

「根拠の無い発言を指摘したら反論orスルーしたので怪しい」と言うことを出しておく

疑ってるけど確信は無いんだよなぁという雰囲気が滲み出てれば良い感じだ

周りにそれっぽく思わせたら勝ちだぞ

例えば

「>>〇〇で占い真贋だけの理由で疑ってるのがSGを作ろうとしている狼っぽかった、それを>>●●で指摘した時に真贋をわざと間違えて印象操作してると思ったとか言ってるけど、真狼でもないと灰狼は占いの真贋って分からないんじゃないかな。だからそれを理由に疑って、さらに正当性を持たせようとするのは怪しいと思う」

なんかそれっぽいだろう?

 

灰雑で出すのは直接本人を殴ると対立軸になって自分も疑われ易くなるから

そして灰雑なら特定の誰かとのやり取りよりも全員が見る機会が多いからだ

 

吊りに必要なのは票だ

その票を集める為には何をすればいいか

周りにそいつが疑わしいと思わせる事だ

1度怪しく見えると後は雪だるま式に周りも勝手に黒要素を拾って吊ってくれるだろう

 

コツは冷静に相手の根拠の無い部分を突き詰める事だろうか

とりあえず相手が言い返せない位にボコボコにすれば大抵の相手は吊れる

相手が言い返して来ていても自分は間違ったことを言ってないという態度でいることだ。

間違ったこと言ってるんだがな

 

霊ロラを止めるな

2-2で複霊になった時、

霊ロラと言いながら偽目だけ先に吊って、

残した方が狼で村が滅びた経験の1度や2度あるだろう。無いなら是非1度経験して欲しい。

 

何故残した霊が真に見えるのか?

真目だから残したというのもあるだろう。

それ以外にも、意識しない部分で心理学的な効果によって真に見えてくる。

 

以前説明した単純接触効果やコンコルド効果、スリーパー効果辺りがそれだ。

まだ説明していない物だと親近効果も働いているだろう。

 

改めて説明すると、

単純接触効果は接触する回数が多いと好感度が上がる効果だ。

生き残って発言する方が真目が上がるという事だ。

 

コンコルド効果はそこに費やした時間や費用を惜しみ、取り返そうとする効果。

霊を見比べて真を見たからには吊らずに残して縄を浮かせたり、霊結果を見たくなる。

 

スリーパー効果は時間が経つにつれ、疑わしかった物が信用出来てしまう効果。

初めは偽っぽく見えていた部分が、だんだんと真でもあるよなぁと思ってしまう。

 

親近効果は直近の印象に引き摺られて相手を見てしまう効果だな。

面白いけどクソリプばかりの人と言うと、

クソリプの人という印象になり、

クソリプばかりだけど面白い人と言うと、

面白い人という印象になる。

1度残した霊に対しては真っぽいが直近の印象になるので、ますます真に見えてしまう。

 

この様に自覚の無いうちに心理学的な効果によって残せば残すほど真に見えてしまう。

周りが真で見出すと同調圧力で吊りたいと言いづらくなってしまう事もあるだろう。

 

自分で霊能を真だと思っているつもりが、

そう思う様な効果が働いているだけなのがわかるだろうか?

霊ロラを止めると偽でも真に見える。

だから霊ロラは止めるんじゃないぞ。

見えない物を見ようとして望遠鏡を覗き込んだ

さて、前回ロックの話をしたな。

ロックして1つの対象に執着するのが良くない事は前回で分かってもらえただろう。

今回も似たような話だ。

 

目の前の物しか見えない人より、全体を俯瞰出来る人の方が強い。

14人の発言を見るのと、1人の発言を見るのでは情報量がまず違う。

本当に1人しか見ないなんてことはないだろうが、ものの例えだ。

 

全員の発言を見るのも大変だが、

常に発言の一言一句を細かく見る必要は無い。

初めのうちは戦術論や陣形がどうこうの話ばかりなら見なくてもいいくらいだ。

流し見して気になる所を拾っていく方が楽だし、案外そういった時に気づいた違和感から狼に繋がることも多い。

個人の処理能力にもよるが、全員の発言を全て読んで理解するのは結構な負担になる、どうせ要素にならないものなら初めから拾わん方が無駄にもならん。

 

全体を見ながら人物相関図みたいなものを考えておくとライン考察なんかがしやすくなる。

疑い先が変わった時も追いかけやすい。

 

夜空を見上げて星を探すのに、望遠鏡で一つ一つの星を見ていかなくとも季節や時間、方角や周りの星の位置から探した方が見つかるだろう。

天体観測なんてしたことは無いが多分そんな感じだ。

 

狼を捕まえて吊ろうと思ったら、深く見る必要がある。周りを説得するだけの理由を持って来なければならないからな。

だが、狼を探すだけなら深く見ずとも見つける事は出来る。

 

初めのうちは対象を絞らずに全体を見ることを意識してみるといい。

全体を見れる様になればライン考察や盤面考察の精度も自然と上がってくるだろうし、どこを襲撃するとメリットが大きいか、どこを護衛すれば成功するかなんてのも分かるようになってくる。

 

将棋や戦争でも、大局を見られる側が勝つ。

人狼でもそんなもんだ。

君はロックを外さない

1度黒を見てロックしてしまった時、

君がッ!死ぬまでッ!僕は殴るのを止めないって!みたいな状態になる人をしばしば見かける。

はっきり言ってこれは良くない。

然しながら、相手の色が見えない以上は黒を見てしまうのは仕方の無い事だ。

 

どの様にロックを外せばいいのか。

やり方は大きく三つ程に分けられると思う。

・占い、吊り処理をかける

・相手を含め周りの意見を聞く

・そして考えるのを止めた・・・

 

処理をするのはロック外せてないからここでは置いておこう。

とりあえず吊ったり占ったりして村だったら、

自分が黒くなるからあまりロック外したいから処理はオススメはしないぞ。

 

相手や周りの意見を聞く

これが1番建設的、且つ自分の白も見てもらえる手段だろう。

まずは自分が黒く見ている理由を挙げる。

それに対して弁解されると、

「言い訳してるぅ〜こいつ絶対狼」みたいな気持ちも湧いてくるだろう。

だが少し冷静になって欲しい。

弁明の内容、周りのフォローの入り方を良く見てみるとそちらに正当性がある場合も多々ある。

庇ってる奴が狼に見えてくる事もあるだろうが、灰に3Wも4Wも居ないからな。

村人の意見も含まれている事を考えると、自分のロックが間違いではないかと気づくタイミングが生まれるはずだ。

もし、自分が間違って無いと思ったらもっと殴って良いぞ、そいつは狼だ。

 

考えるのを止める

1人に執着して周りが見えなくなるのは良くない、なので一旦置いておき、他の灰を見直す方法だな。

他の灰を見て、白がしっかり取れてるならロックしたそいつは狼で良いだろう。

白が取れない相手や、別に黒い相手がいるならそちらから固めてもいい。

直接殴らずとも狼を浮かせる事はできる。

周りを見て、それでもロックが外れないならやっぱりそいつは狼だ。吊ってしまえ。

 

黒ロックにしろ白ロックにしろ、ロックが掛かっている時の自分は周りの声が聞こえてないと思った方がいい。

話を聞いてるようで聞いていない、そんな状態で推理してもそうそう当たらんぞ。

相手の事をどう思うかは別として、話だけはちゃんと聞く方がいいぞ。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ

発言をするにあたって、どんな風に言えば良いのか迷うこともあるだろう。

他人の発言の仕方を見て、良いと思うこともあるだろう。

綺麗な考察がいいだとか、熱量のある長文考察がいいだとか、独自の表現を使うのがいいだとか色々有ると思う。

 

1つ言えるとすれば、書き方で劇的に勝率が変化したりはしない。

どんな考察でも気に入るか気に入らんかは読む人次第でしかない。

そもそも、優れた考察の手法なんてのがあれば蔓延ってるだろう。

個人の体感でも考察の書き方で勝率が変化したりすると感じたことは無いしな。

 

書き方に悩んで言えないくらいなら、殴り書きでも言う方がいいに決まっている。

その発言が正解である必要もなければ、相手に正確に伝わる必要すらない。

良いと思う書き方があれば真似してもいいし、

自分の好きな様に書いたっていい。

 

考察とは本の様な物だと思っている。

絵が上手い漫画、ストーリーが面白い漫画、

ギャグが面白い漫画、不思議と読ませる漫画となんでもあっていい。

考察にも同じ様に、

表現が綺麗な考察、思考過程の明確な考察、

ネタが面白い考察、不思議と読ませる考察とあっていい。

バトル漫画の方がギャグ漫画よりいいなんてのは個人の好みだ。

出来の優劣はあるかもしれんが、

やり方に優劣は無いだろう。

表現が綺麗な考察はエア・ギア

思考過程の明確な考察はデスノート

ネタが面白い考察はギャグ漫画日和

不思議と読ませる漫画はキン肉マン

どれがいいと比べるのは違う気がするだろう?

 

自分のやりやすい方法をまずは見つける事だ。

書く内容は大して変わらん。

・自分の疑い先

・疑う理由

この二つを書いておけば大体何とかなる。

重ねて言うが、疑い先は間違っていてもいい。

理由も間違ってて構わん。

自分が何を思っているか、何故そう思ったかを伝える事が目的だからな。

それに対して同意や質問、反対意見なんかがあるだろう。なかったら他人のわからん所を聞いておけ。

 

他人の発言を見る時も、

・誰を疑っているか

・何故疑っているか

この二つを見ておけば後はオマケと思っていい。

それに対して同意、質問、反対意見のどれかを出していけば発言する事が無いなんて事も無くなるだろう。

灰雑なんかでも基本は同じだな。

相手と理由さえあれば問題は無い。